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【米仏研究チーム】 クジラはカバから進化
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0 名前:名無しさん:2005/01/26 03:10
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クジラは、約5000万―6000万年前に生息していた水辺に住むカバと共通
の祖先から進化した――。これまで哺乳類進化の最大の謎とされてきたクジラ
の起源を、米カリフォルニア大や仏ポワチエ大などの研究チームが最新の化石
の分析から明らかにした。 米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。
日本や米国の生物学者が最近、遺伝子分析から「クジラはウシやブタなどの
偶蹄類の仲間でカバに最も近い」という見解を発表。しかし、最古のカバの化石
は約1600万年前で、最古のクジラの化石は約5300万年前と、両者の間に約
4000万年の時間の食い違いがあった。
研究チームは、クジラやカバなどの化石を詳しく分析し直した結果、化石として
見つかるクジラの仲間とカバとの間には、頭骨などの形態に近縁性があると判明。
5、6000万年前の南アジアなどに生息した絶滅偶蹄類が共通祖先と結論した。
化石研究者の間では、最古のカバとクジラの化石の時間的な食い違いなどから、
オオカミに似た外観のメソニクス類と呼ばれる別の哺乳類をクジラの祖先とする
仮説もあった。だが、今回の研究成果で「遺伝子の分析結果と一致する解釈が
できた」(研究チーム)という。
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20050126i102.htm