NO.10393134
言語と心理の関係
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188 名前:vz ◆gSvZ1TIg:2005/01/22 01:10
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>>186
進化概念というのは、生物学の大家ですら間違った発言をしていることがあると、
進化学者が嘆いているのを聞いたことがあります。
かく言う私も、最近まで全然理解していなかった…。(ここでいうのは、進化学⊂生物学)
「進化に照らしてみないと、生物学は意味をなさない」という
生物学者の言葉にあるとおり、最近ではどんどん進化学の概念がほかの生物学へも浸透し、
発生学の方でもエボデボなんていうのが出てきているようですが。(詳細は知りませんが)
ということで、進化概念は多義的で誤解されやすく、よく忘れられがちなのは、小進化の方だそうです。
(新しい種の形成のような「大進化」と、集団中の遺伝的構成の変化の「小進化」に
分けて考えられることがあります。)
それで、既にご承知だとは思ったのですが、確認の質問をさせて頂きました。
また、ミームまで射程に入れられているとはじめに確認しておかないとあとで混乱するので、念のため。
(非生命体への進化理論の適用は、間違いとは切り捨てられるものではないかもしれませんが、
安易に適用するとトンデモになります。教科書を読んでいる段階の私は、ミーム論にはとりあえず手を出さないことにしています。)
しかし、こちらのスレでは、もともとヒトという種内で話されているようでしたので、
はじめから「小進化」のことを仰っているのだろうと考えました。
そこで後は、言語進化を、非生命体というか「文化的『進化』」と捉えているのか、
それとも遺伝的なものを考慮して考えられているのかを、お二人に質問しました。
それに対し、ヨン氏は(こうやって書けば今後は間違えない(^^)v)
>私は文法概念が発達し終わった時点で「進化」は終了したと考えています。そして
>ただ語彙や表現性が増えただけでそれを「進化」と呼ぶのは適当ではないと考えています。
ここから、ヨン氏は、「進化」という言葉を使用される際、
ミームのようなものを想定していないことが分かり、
質問した時知りたかったことについての解答が得られ、とりあえずは満足した次第です。
もうちょっと色々お聞きしたい気もしましたが、認知との関係なんて私に語れるものでもなく、
それこそトンデモどころか、寝言レベルになってしまうので、あれで止めておきました。
これと関連し、顔○字氏は、ミニマライズされた言語能力(回帰的計算能力?)は
自然選択は受けないと考えていらっしゃいましたが、チョ○スキー自身が、昆虫の帰巣
のような航路探索の計算機能の研究により、ひょっとしたら、言語の領域固有性の議論を
崩してしまうのではないかと懸念していたことについて質問したい気もしましたが、
もっとも、こちらはそのような研究をレビューしている訳でもなかったので、その時は
そのお話はしないまま、会話を終えてしまいました。
(ちょっと気になりますが、わざわざあちらのスレにお邪魔して教えてクンするのは気が引けますしね。)
>>187
その書き込みを携帯からしていた時は、外を歩いていたので。
それじゃあ、とりあえず、今はこのへんで!
昨日あわてて買ってしまったハーフコート、気に入っていたのだけれども、
はじめにちょっと気になっていた通りサイズが大きかったので、昨日さんざん悩んだ
挙句、返品してみるつもりです。(あぁ、気が重いけども)
Auf Wiedersehen!