NO.10410084
授業進度の速い女子校はどこ?
-
220 名前:匿名さん:2006/04/06 12:27
-
豊島岡と雙葉・白百合あたりを比較するのなら下記のことを考慮しないとミスリーディングになるのではないでしょうか?
?理系比率の差。
?国公立指向の差
?高校入学者の存在
女子の場合、理系は医・歯・薬・農(生命科学関連で)指向が強いかとおもいます。
これらの関係学科は定員の少ない慶応医学部を除いて、早・慶(あるいは上智)理系の主力である理工学部には非常に少ないか、周辺学科です。
従って、女子校で理系比率が高い学校は、男子校や共学校、あるいは私立文系型女子校にくらべ、巷間で進学率を指標化する際にも用いられる早・慶(あるいは上智)合格率で不利になります。
豊島岡を例にとると、薬学部104名、歯学部18名、医学部61名、農獣医38名と言った数字は分子に殆ど貢献していません。
雙葉・白百合である程度理系で実績が出ているのは、実家が医師などで、その経済力をバックとした鉄緑・SEGはじめ学校外の力の賜物という事実を直視すべきでしょう。
また、国公立合格者数も平成17年実績で見れば、豊島岡128に比べ、雙葉48・白百合42と差があります。
私たちの世代のように地方旧帝大よりは早・慶という選択をしなくなっている昨今の受験事情に鑑み、指標化した進学率を見る際には注意しなければいけないと思います。
最後に、高校入学者は公立中学出身者が主体ですから中学からの進学者に比べ、学習進度で1年前後のビハインドにあるので、大学受験では私立文系が主力にならざるを得ないということが現実です。
分母約400のうち180が高校入学者である豊島岡の率を考える際にはこの点も見極めないといけないかとおもいます