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新新英文解釈研究(山崎貞著)
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0 名前:名無しさん:2004/10/22 10:13
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英文解釈教室以前に出版されていた、古典的名著らしい。
自分は読んだ事ないのだが、知ってる方、是非語ってくれ。
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14 名前:匿名さん:2005/02/26 09:20
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「英文解釈教室」よりも劣るというのは何だかな・・。
英語の勉強をやり始めて長いけど、『新々』は今でも
時々参照している。「解釈教室」から学ぶところは今では
殆どない。一番の問題は、伊藤氏の解説は、しばしば体系的、
構造的といわれているけど詳細に読んでみると、場当たり的で、
どんどん横道に逸れて行ってしまう部分が多い。そういうのはまあ、
現場で多くの受験生を相手に指導していたということが原因と思う
んだけど、つまり時間が無かったと・・。
英文の構造に着目し考察した、というけどほんとにそう言える?
解説を読んでみると、「読解の力点」を提示していったという感じ。
でも結局、そういうのって、単に国語の力の問題ではないかなと思う。
また、読解の力点の提示にしても、そういうのは熟語とか語法、英文法の
知識があってはじめて浮き上がってくるものだと思う。それらの知識が
ないのに、「読解の力点」の受容なんて絵に描いたモチだと思う。そういう
ところから、伊藤氏は後期に転向して「ビジュアル」書いたと言えない?
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15 名前:匿名さん:2005/02/26 09:20
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そもそも、「解釈教室」で提示されているような文章レベルだったら
伊藤氏が提示している方法、視点から読まなくても、文法とか語法、
熟語表現の知識で充分に対応出来る。もっと高度な文章を読むんだったら
彼の方法から学べるところも多いと思うけど、つまり文章としてもっと
入り組んだ文章ということなんだけど、こればかりは彼のテキストが
ないからなんとも言えない。要するに肩に力が入りすぎた読解で、
柔軟に英文に対応できない。それに長文の読解だったら、ある程度
読解の「視点」が見えなくても、前後関係からそれを明らかにすることが
充分に可能。これは代ゼミの西氏についても言えるけど、長文の文章から
ある中心部分を引き出してきて読解させるような方法はどうかなと思う。
つまりそこで教えられているようなことって結局、前後の文章を読めば
見えてくるんじゃない?ってこと・・。
それに比べれば、代ゼミの富田氏は、文法、語法、熟語の大切さをよく
分っている。動詞の数を数えるなんていう教え方もそこに理由があると思う。
その上で彼は、伊藤和夫氏が受験英語に持ち込んだ、英語の基本的な
成り立ちを理解した上で、つまり5文型を理解した上で英文読解をしていく
という道程を提示していると思う。またその点に伊藤氏の現在の評価が
あるのであって、彼の、特に「解釈教室」で提示した方法を過度に評価
するのは間違っていると思う。彼の、英文解釈における総合的な視点なんて、
雲の上に立てられた建築物なんだから。それは「解釈教室」の目次を見る
だけで分る。もちろん自分も解釈教室はやった上で言っているんだけど。
もっと入り組んだ英文の読解ということでは多田氏の「思考訓練」がある
けど、あれをやるんだったら素直に対訳本を読んだほうがいいと思う。
「新々・・」は単にイディオム学習の教本じゃないし。解説をくまなく
読めば、英文の成り立ちに遡って、専門的にも正確な解釈が提示されているし。
伊藤氏のテキストの一番の問題は、「解釈教室」にしても「長文読解教室」
にしても、選択されている英文の内容が古いっていうこと。80年代の
時事的な問題意識が彼の中心にあると思うんだけど、今読んだらやはり古い
という感じな否めない。文章として死んでしまっているものが殆ど。
それに比べたら「新々」で選択されている文章は、今読んでも興味深い
ものが多いし、学ぶところが多い。これは自分にとっては一番大きい。
確かに「新々」で解説されていることは、文法として古いものが多い
かと思うけど、古典とか読むこともあるわけだし、別に気にならない。
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