NO.10390564
◆京大、東大に?完勝?◆◆阪大、京大に?完勝?◆
-
0 名前:名無しさん>東大:2004/03/14 08:03
-
http://osaka.yomiuri.co.jp/feature/daigaku_now/rensai6/030226.htm
◆京大、東大に?完勝?◆
「東大は京大に負けた。大学の予算や人員の規模が京大の一・五倍だか
ら、COEの採択件数も一・五倍でもおかしくないのに」
東大先端科学技術研究センター(先端研)の玉井克哉教授は“東大の敗北”
に怒る。「これでノーベル賞をとっていなかったら『東大は何をしている
のか』と言われる」
小柴昌俊・東大名誉教授のノーベル物理学賞受賞の知らせに日本中が
沸いたのは二〇〇二年十月八日。その六日前、文部科学省は「21世紀
COEプログラム」(旧トップ30)の審査結果を公表した。
COEは、センター・オブ・エクセレンス(卓越した拠点)の略で、
レベルの高い国公私立大の大学院などの研究教育計画に予算を五年間配分する。
生命科学や人文科学など五分野に、百六十三大学が四百六十四件を申請。
五十大学百十三件が選ばれた。
東大は大学別で最多の十一件が採択されたが、京大も同じ十一件。し
かも配分金額で東大は約十八億五千万円と、京大を約一億円下回った。
玉井教授は「採択件数も金額も東大が京大を少々上回っても、『東大
は規模が大きいから当然』『実質的には京大の勝ち』と言われる。それ
なのに、額まで負けてどうするのか」と語気を強める。
COEに向けての学内審査にも玉井教授は不満を漏らす。先端研が出
したプログラムが落とされたからだ。
先端研は、COE拠点として理工系の院生に知的財産権の教育を行う
プログラムを企画。バイオやナノテクノロジー、情報、法律、経済など
豊富な人員を抱える強みをフルに生かし、他の大学にはない拠点になる
と自信を持って提出した。しかし、「(他の外部資金で)既に多額の研
究費を獲得している」と判断されたという。
他の資金とは、文科省の「戦略的研究拠点育成」計画。この対象機関
に〇一年、大阪大工学研究科とともに選ばれた。競争率は五十四倍の
難関で五年間で約五十億円が支給される。COEは競争率約四倍、一件
当たりの補助金平均額は年間約一億五千万円に過ぎない。「優れた計画を、
大学が申請しなかったのはおかしい」と先端研のある教授も話す。
小間篤・東大副学長は、京大との比較に「教官数は東大の方が多い。
実力の低い人の数が多いという判断なら仕方ないが……」と言葉を濁す
が、「採択数は東大の実績に比例していない」と明言する。
三月五日から受け付けが始まる来年度のCOEへの申請件数や内容に
ついては「一切言えない。ライバルも気にするだろうから」と答えた。