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ソフィストの道場―慣用表現について―
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0 名前:名無しさんを押してくれる風がある:2010/03/27 04:36
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慣用表現は、追尾式の変化球であると同時に、レトリックに新たな装甲を備え付け、
強化する働きを有つことに最近気付いた。
もちろん、慣用表現を一糸乱れず使いこなすには、慣用表現よりもむしろ、
二字熟語を日頃からどれ程使いこなしているか、修めているかという
謂わば知的体力に委ねられているが、二字熟語では相手に決定打を与えることは、
相手がよっぽどの雑魚でもない限りは出来ない。
その場合、一般に、勝敗がつかず、どちらかが勝負に飽きてその場を去るまで
勝負は永遠に続く。
社会では至る所で恐怖の言語ゲームが繰り広げられている。
この勝負に負け、敵の術中に嵌ってしまった者がどういう運命を辿るかは言うまでない。