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■全解説吉野家ジェネ古文版■
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0 名前:教えて!名無しさん:2003/12/10 14:02
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古文得意な人求む。
あの有名な吉野家ジェネレーター古文版を一般的な高1レベルの生徒に解説できるような指導書をつくりましょう。
大学受験用単語帳レベルの単語の意味や、助動詞の意味、係り結び等の特殊用法等の文法的解説。また識別を要する部分の指摘
等まとめましょう。
ちなみに自分自身は古文かなり苦手の高1なんで、教えてくれたら自分も助かります。 古文教師様の降臨とかもお待ちしてます。
本文、現代語訳は{{{{{>>8012_1}}}}}{{{{{>>8012_2}}}}}
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1 名前:匿名さん:2003/12/10 14:02
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さても聞こしめせよ>>0。刷れとかかはりなきことなれど。
きのふ近うある吉野家に行きたるに、なでふこともなう人のおほくあれば、
えもゐられず。
よう見るに、垂れ幕の下がりてあり、百五十円引きとなむ書きたる。
あなや、をこかな、しれ者かなと。
わぬしら、よき人は百五十円引きばかりにてひごろ来も来ぬ吉野家になどか来たらむ。
百五十円よや、よや。
親子連れあり。一族郎等ひきつれて吉野家に来たる、いとむくつけし。
あまつさへ、てて様は特盛頼まうわいの、など言ふ様こそ、かたはらいたけれ。
百五十円給ぶに往ねよかし。
さるは、吉野家てふ所、げに殺伐たらむこそつきづきしけれ。
ひの字めく餉台のあなたざまに居たるをのこどもの、いさかひいつ始まらむとも
しらず、かたみに刺すや刺さるるやと案ぜらるるけしきのいとをかしかるべきを、
をんな子らはいぬべし。
かかるうちに、やうやうゐらるるかと思ひしに、傍らなるしづ山がつの、大盛露だくを
とかや言ふを聞くに、さらにこそぶち切れたれ。
いで、露だくなるはこのごろにてはつゆ流行らざるを、げにをこざまなるかな。
したり顔して何のつゆだくをや。
さはまことに露だく食はまほしきものかと問はばや。問ひ詰めばや。半刻ばかりぞ問ひ詰めばや。
むげに露だくと言はまほしきのみにやあらむ。
吉野家知りたるまろに言はすれば、月ごろ吉野家知りたる人の間につとに流行らむは、
なほ葱だくにこそあらめ。
大盛り葱だくかりのこ、これなむ才ある人の頼み方なる。
葱だくてふは、葱の多く入りたるに、肉の少なめなる。これこそ。
また大盛りかりのこは、いふもおろかなり。
さるに、こを頼めば次より雇ひ人に目つけらるるは必定ななれば、危ふき諸刃の剣にて、
つたなき人にはえ薦めぬわざにこそあんなれ。
とまれかうまれ、わぬしらつたなき人は牛鮭定食などやうをば食へかし、とこそ。
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2 名前:匿名さん:2003/12/10 14:03
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そんな事より>>0よ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。
昨日、近所の吉野家行ったんです。吉野家。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、150円引き、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、150円引如きで普段来てない吉野家に来てんじゃねーよ、ボケが。
150円引だよ、150円引。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人で吉野家か。おめでてーな。
よーしパパ特盛り頼んじゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、150円やるからその席空けろと。
吉野家ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
Uの字テーブルの向かいに座った奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと座れたかと思ったら、隣の奴が、大盛つゆだくで、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、大盛つゆだくでなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、大盛つゆだくで、だ。
お前は本当に大盛つゆだくでを食いたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、大盛つゆだくでって言いたいだけちゃうんかと。
吉野家通の俺から言わせてもらえば今、吉野家通の間での最新流行はやっぱり、
ねぎだく、これだね。
大盛りねぎだくギョク(玉子)。これが通の頼み方。
ねぎだくってのはネギが多めに入ってる。そん代わり肉が少なめ。これ。
で、それに大盛りギョク(玉子)。これ最強。
しかしこれを頼むと次から店員にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、牛鮭定食でも食ってなさいってこった。
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3 名前:匿名さん:2004/01/02 04:00
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>>1
それ、かなり現代語ちっくだな。
いで、ききたまへや、一こそ。必ずここにきこゆべきことにもあらざめれど。
きのふ、なにがしが家近き吉野家にまかりしに、あやしう、人びと世に知ら
ず多くて、さらにゐるべきやうなし。いかなることにかとて見るに、大きな
る布に「百五十円下げはべらむ」など書けるを垂れたりけり。「しれものど
もかな。あないふかひな。たださばかりに例来ぬ所にやは来べき。ほけたる
こと」となむおぼゆる。をとこをんなの、子ども具したるなどもあり。ここ
にしも、ひといへ集へるよ、めでたのことや、とうちつぶやかる。いでや、
ててはいみじう大きなる盛を食ひてむずるぞなど、子にいふさま、いとほこ
りかなり。まばゆきことかぎりなし。「立ちね、さらば百五十円とらせむ」
とこそ言はまほしけれ。かやうの所は荒々しかるべきものぞかし。細長に、
なかのほど曲がれる台盤、Uのやうなるがかなたこなたにゐたる者ども、
ややもすればいさかひがちに、ようせずは人を刺しあやまちなどすばかり
のけはひこそ、をかしけれ。女、子どもの、あるべきかは。さて、からう
じてゐ付きぬと思ふすなはち、隣なる者、あさましう、「大盛汁あまた」
としもいふものか。またいとにくくなりて、「さても今めかしからぬこと
をいふよ。ものぐるほし。何せむに、いとところえ顔にも、さ言ふならむ。
『それ、まことに食はまほしきか。ただいかでそのこと言はむ、人にも聞
かせむ、とてすることにはあらずや』と問はむ。さいひてとがめむ。とき
なかばかりとがめむ」と思ふ。なにがし、はかばかしからねど、つねにま
かり通ひて見はべるに、なほこの道の人びとは、この頃は「『き』あまた」
をぞ好むめる。「大盛、きあまた、かひ」とこそ、さやうの人びとはいふ
めれ。きあまたは、「き」の多く入りたるもの。そのかはりに、ししはい
ささか少なし、きあまたは。さて高く盛りてかひをそへたるは、いみじく、
まことに鬼神もめでつべし。されど、さ言はむ人、あるじ方の人びとに見
とがめられぬべきわざなれば、あやにくに、あふさきるさなりや。されば
なほ、なべての人びとのさらにいふまじきこと。さやうならむ人びとは、
牛と鮭とのなにがしなど食ひてうれしがりたらむこそ、めやすく、つきづ
きしけれ、とぞ本に。
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4 名前:文法くん:2004/01/09 16:29
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>>3 なかなか中古和文っぽくてイイかも(♥
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